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TUESレポート

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令和6年度公立鳥取環境大学との産学官連携に関する懇談会を開催しました

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令和7年2月19日(水)に「公立鳥取環境大学を支援する会」と「鳥取市」、「本学」が共催する「令和6年度公立鳥取環境大学との産学官連携に関する懇談会」を鳥取市内のホテルで開催しました。この懇談会は、本学の取り組み事項や学生の研究活動等の成果について、地域の企業や自治体を中心とした方々と情報共有することで、本学と地域との連携を深めることを目的とし、毎年開催しているものです。

懇談会の冒頭に、主催者として、支援する会の西垣豪 会長、鳥取市経済観光部の大野正美 部長、本学の小林朋道 理事長兼学長の順に挨拶を行いました。挨拶のなかで、小林 理事長兼学長は、日頃から学生の成長に支援を受けていることについて、お礼を伝えました。そして、鳥取県子ども家庭部総合教育推進課の木村雄二 課長の来賓挨拶がありました。

その後、鳥取市と本学、企業の三者から活動発表がありました。最初に、鳥取市経済・雇用戦略課 保﨑克巳 係長から「鳥取市と本学との連携事業」について紹介がありました。

続いて、「満腹中枢刺激大作戦!~惣菜制作奮闘記~」と題して経営学部 竹内由佳 准教授とそのゼミ生である3年の橋本小雪さん、宮田麗世さん、頼彦碩さんからゼミ活動の発表がありました。竹内ゼミでは、地元スーパーのサンマートと弁当の新商品開発の共同研究を行っています。その研究の過程で出来た「全国のお米食べ比べおにぎりセット」「みんなのためのお子様ランチ」「ご当地給食弁当」「片手で満足できるおにぎり」といった商品案を紹介し、それぞれの商品のターゲット及びコンセプトを説明しました。そして、その案のなかから大学内での人気投票(アンケート)によって「片手で満足できるおにぎり」を商品化することが決まったことを話しました。その後、試作を何度か繰り返し、様々な改善を行いながら職員及び学生対象のモニター調査を経て学内での試験販売にまで漕ぎ着けたことを説明しました。おにぎりの具材は、牛めし・鯖・ソースカツの三種類として、モニター調査や試験販売で非常に好評であったことを話しました。終わりに今後の展望として「次第に販路を広げて様々な顧客の手に渡るようにしたい」ことや「さらにユニーク性に富んだものを開発して可能性を広げたい」こと等を紹介し、発表を終えました。

次の発表として、有限会社北村きのこ園 北村大司 代表取締役から本学の環境学部 山本敦史 准教授と取り組んでいる「エリンギの機能性成分分析」の解説がありました。

そして最後に、本学の田中洋介 理事兼事務局長から大学の近況報告を行い、懇談会を締め括りました。

懇談会後、部屋を移して、立食での交流会を行いました。鳥取県、鳥取市、支援する会、本学教職員のほか、発表した学生3人も参加しました。学生3人は、大人たちのなかでも物怖じせず、自身の意見を積極的に述べ、参加者との親睦を深めました。

橋本さんの発表
宮田さんの発表
頼さんの発表
竹内 准教授の発表